大阪府堺市で屋根葺き替え・屋根塗装・外壁工事をするなら株式会社桜建装にお任せ下さい。

お気軽に電話でお問あわせください0120-373-396
メールでお問い合わせ

メニューを開く

雨漏りを未然に防げる屋根の勾配と屋根材の関係とは?

即日対応可能!相見積もり歓迎!見積もり無料! メールで相談する
ありがとうの実績多数 お客様の写真 お客様の声を見る
  • ▲平成22年度
     宅地建物取引主任者資格試験合格

  • ▲平成28年度
    1級建築施工管理技士合格

sakuraブログ
sakuraコラム

桜アイコン会社案内

会社写真
株式会社 桜建装
〒599-8241
大阪府堺市中区福田547-8
TEL:072-289-9977
会社案内を見る
ホーム > お知らせ > コラムで学ぶ屋根修理 > 雨漏りを未然に防げる屋根の勾配と屋根材の関係とは?

屋根の修理やリフォームをする際に、形状を変えることを検討する方もいるかもしれません。
屋根形状によって、住宅の見た目は大きく変わるので、こだわりたいポイントの一つですよね。

屋根の形状も重要ですが、もう一つ考えなければならないのが屋根の勾配についてです。
屋根の勾配は雨水の排水性能を左右するため、デザインばかりを重視して設定してしまっては、雨漏りのリスクを高めてしまう可能性もあります
ここでは、屋根のデザインが雨漏りの原因とならないようにするために、屋勾配について紹介していきましょう。

目次

屋根勾配の見方

屋根勾配とは、屋根につけられた傾きのことです。
この傾きは、3種類の方法で表示されます。

ちょっと難しくなると思いますが、まずは、尺貫法勾配です。
尺貫法勾配は、2寸勾配や6寸勾配という風に表記されます。
これは、水平距離10寸に対して高さがどれくらいあるかを示しています。
つまり、2寸勾配よりも6寸勾配の方が、高さがあるため急勾配ということになります。

次に、分数勾配です。
分数勾配は、2/10や6/10という風に表記されます。
考え方は尺貫法勾配と同様で、水平方向10に対して高さがどれくらいあるかを示しています。
そのため、2/10よりも6/10の勾配のほうが急勾配ということになります。

最後に、角度勾配です。
角度勾配は、屋根の角度をそのまま表記しています。
この場合は、角度が急になるほど急勾配になることは言うまでもありませんね。
一般の方はイメージしやすいですが、建築の世界では一般的ではなく見かける機会は少ないかもしれません。

屋根勾配の役割

屋根に設けられた勾配の主な役割は、雨水や雪を地面に落とすことです。
雨水が屋根に留まってしまうと、水分により屋根材が劣化して雨漏りが発生する危険性が高まってしまいます。
また、雪が屋根にたまり過ぎると、雪の重さで屋根や建物が破損することも考えられます。
このような雨水や雪による被害を抑えるため、屋根には勾配が設けられているのです。

この役割だけ考えると、勾配が急なほうが有利にも感じます。
しかし、急な勾配にも弱点は存在するため、お住まいの地域の気候や特徴に合わせて、最適な屋根勾配を採用するようにしてください

屋根勾配の種類ごとの特徴

屋根勾配は、屋根の角度によって緩勾配、並勾配、急勾配の3つの種類に分けることができます。
目安としては、3寸勾配以下なら緩勾配、3寸から5寸程度なら並勾配、6寸以上で急勾配に分類されることが多いようです

勾配ごとにメリット・デメリットがあるので、重視したい機能や建物の立つ地域の特性に合わせて屋根の形を決める必要があるでしょう。
また、実現したいデザインを優先するならば、デメリットを理解した上で対策を施す必要もあります。
勾配ごとの特徴は、以下の通りです。

緩勾配の特徴

緩勾配の屋根の最大のメリットは、施工費用の安さにあります。
急勾配に比べると屋根の面積が小さくなるため、メンテナンス費用や初期費用が割安となります。

また、屋根の傾斜が緩やかなため、比較的簡単に屋根に上がることができます。
慣れた職人さんなら、足場を設置することなくメンテナンスが実施できるので、メンテナンス時に足場代を節約できるでしょう。

さらに、屋根が地面に対して平行に近くなるので、風の影響を受けにくくなります。
強風や突風で屋根材が飛ばされるリスクが低くなるため、台風が多い地域などでは緩勾配の屋根が活躍してくれることでしょう。

一方で、緩勾配の屋根は、屋根の角度が緩やかなため水はけがあまり良くありません。
屋根に雨水が留まりやすく、屋根材の劣化を進める可能性があるので、急勾配に比べるとどうしても雨漏りのリスクは高くなってしまいます。
また、屋根裏数ペースが狭くなるため、断熱性能は低くなります。

急勾配の特徴

急勾配の屋根は、水はけが非常にいいため屋根の劣化速度が遅くなります
その分耐久性も高くなるので、雨漏りのリスクを低減できるでしょう。
雪が積もりやすい地域なら、屋根に雪が積もる量を減らす効果にも期待できます。

また、屋根が高くなる分屋根裏のスペースが大きくなるため、断熱性能が向上します。
さらに広い屋根裏スペースは、物置などとしても有効利用できるでしょう。

一方で、緩勾配に比べて屋根面積が広くなるため、建築コストやメンテナンス費用は割高です。
しかも、急勾配の屋根では足場が必須となるため、建築材料以外の面でもコストがかさんでしまいます。
初期費用も維持費用も余分にかかるため、計画的に急勾配を採用する必要があるでしょう。

また、屋根が高いために、北面の日当たりが悪くなりがちです。
さらに、風に対しても弱くなるため、強風や台風の多い地域では注意が必要と言えます。

並勾配の特徴

並勾配の屋根は、緩勾配と急勾配の中間の勾配のため、両者の性能をバランスよく備えています。
急勾配ほどではないですが水はけも良く、屋根の劣化や雨漏りのリスクを軽減してくれるでしょう。
強風に対しても、緩勾配程ではありませんが、一定の強さを持っています。

建築コストに関しては、緩勾配と急勾配の中間になります。
ただし、並勾配なら足場がなくてもメンテナンスができることも多いので、維持費に関しては急勾配よりもかなり割安と考えていいでしょう。

並勾配には、大きなデメリットはありません
水はけや風の影響に対する性能をバランスよく実現できるため、並勾配で屋根を作っておけば建物を確実に守ることができます。
一軒家の屋根としてスタンダードな勾配なので、特にこだわりがないのなら並勾配を選択することが無難です。

屋根材ごとに必要な勾配がある

屋根勾配は、どのような条件でも好きに決めていいものではありません。
実は使用する屋根材ごとに、必要な最低勾配が定められているのです。
これは、屋根材ごとに排水性能が異なるためです。
排水性能が優れている屋根材ほど、緩やかな勾配でも使用できるようになります。

一般的な屋根材の最低勾配は、金属屋根の場合は1寸勾配以上、スレート屋根の場合は3寸勾配以上、瓦屋根の場合は4寸勾配以上と定められています
ただし、屋根材の取り付け方によっては最低勾配が異なるケースもあるため、使用する屋根材の工法ごとの最低勾配を事前に確認するようにしてください。
この最低勾配を守らなければ、雨漏りのリスクが一気に高まってしまうので注意が必要です。

4寸以上の勾配があれば、どのような屋根材を採用しても問題ありません。
しかし、あなたのお宅が3寸以下の勾配しか無い場合は、使える屋根材が限られてくるので注意が必要です。

屋根勾配による雨漏りの危険性の違い

屋根材ごとに必要な勾配が定められている理由は、雨漏りのリスクが関係しています。
屋根材は素材ごとに表面の質感が異なるため、水の流れ方にも大きな違いがあるのです。
たとえば、最も屋根勾配を必要としない金属屋根は表面が非常に滑らかです。
水が滑るように移動してくれるので、勾配が緩くても雨漏りのリスクが少なくなることになります。

雨漏りを防ぐためには、屋根勾配と屋根材の両面から考える必要があります。
とは言え、屋根材ごとの最低勾配を守っていれば問題ないので、まずはマイホームの勾配に合う屋根材を確認することからはじめてみてください。

屋根勾配の決め方

屋根材に定められている最低勾配さえ守れば、屋根勾配はどのように設定しても問題ありません。
屋根勾配が変われば、家の印象や特徴も大きく異なります。
あなたの大切なマイホームですから、できるだけ希望を叶えた上で、雨漏りがない家を実現するようにしてください。

屋根の勾配を考える上では、デザイン、水はけ、屋根材の種類の3つの要素を合わせて考えなければなりません。
もし、どうしても実現したいデザインがあるのなら、水はけを良くするために屋根材が限られることもあるでしょう。
何を優先するかにもよりますが、雨漏りしない水はけを確保するためにデザインと屋根材の折り合いをつける必要があります

最近では様々な屋根形状が出てきていますが、その中でも最も採用されているのが4寸勾配です。
最もスタンダードな屋根なのため、見た目の奇抜さはありませんが、モダンな住宅として安定した外観を得ることができます。

また、4寸勾配なら、機能面で問題になることはほとんどありません。
安定した水はけや耐風性を備えている上、大きなデメリットもない優れた屋根勾配となっています。
しかも、どのような屋根材でも選択できるため、屋根のリフォームを行う際に大規模なイメージチェンジも可能です。

もし、屋根勾配で迷っているのなら、4寸勾配が最もオススメできます。
デザイン面で不満がないのなら、検討してみてはいかがでしょう。

屋根勾配の知識がない業者に注意

屋根の葺き替えなどを考える場合、屋根材ごとの最低勾配を厳守する必要があります。
しかし、知識のない悪徳業者の中には、最低勾配をクリアしていない屋根材を勧めるところもあるようなので注意が必要です

このような業者は売りたい屋根材を契約したいだけなので、雨漏りのリスクなどは考えていません。
また、中には最低勾配をクリアしていないとわかっていても、そのまま契約を進めてしまう悪徳業者もあるようです。

悪徳業者に騙されて、最低勾配を満たさない屋根を付けてしまっては、雨漏りのリスクが一気に高まってしまいます。
しかも相手は悪徳業者なので、工事のやり直しをしてもらおうとしても、思うようにトラブルが解決しないことも考えられます。
自分の身は自分で守るためにも、屋根材ごとに最低勾配があることだけでも覚えておくようにしてください。

屋根の修理のことなら桜建装にご相談ください

屋根の葺き替えを実施する場合は、屋根勾配にまで気を配る必要があるでしょう。
屋根の勾配が緩い場合は、最低勾配を満たした屋根材を選択する必要があります。
間違った屋根材を使わないようにためには、屋根のことに精通した優良業者に相談することが一番なのです。

もし、堺市周辺で屋根の葺き替えをご検討中なら、私たち桜建装にご相談ください。
私たちは屋根の専門店なので、屋根に関する知識には自信があります。
あなたのマイホームの形状に合わせた屋根材や、状態に合わせたメンテナンス方法をアドバイスできますので、些細なことでも聞いてみてくださいね。

お見積もり無料、相見積もり歓迎、即日対応OKお問い合わせはこちら