屋根工事の施工方法②
皆さん、こんにちは!
昨日は和瓦の工事方法についてご説明させて頂きました。
本日は、カラーベスト屋根の工事方法について
ご説明させて頂ければと思います。
<カラーベスト屋根の修繕工事方法>
カラーベストは平型化粧スレート屋根材のことで、
セメント・ケイ砂を原材料として繊維で補強してできています。
コロニアルクアッドやアーバニーなど種類がございますが、
一般的には総称してカラーベストと呼んでおります。
カラーベストは劣化が進行すると、
色あせしたり、表面の塗膜が剥がれたり、
カビ・コケが発生したりします。
劣化状況については以下の写真の通りです。
ちなみに左側の写真の黄色くなっているのを、
「アンテナから発生した錆びが屋根についている」と
勘違いされる方が多いですが・・・
違います、カビです。
カラーベストは表面の塗膜が劣化してくると
雨水を染み込んでしまいます。
その影響でカビやコケが発生し、
カラーベスト自体が弱くもろくなっていきます。
そうならない為に、
雨水が染み込んでカラーベストが弱くなっていかないように
屋根塗装工事を行なうのです。
さて、
じゃあカラーベスト屋根の修繕はどんな工事方法で行なうか?
ですが、
塗装工事を行なう場合と、カバー工法(重ね葺き)を行なう場合
がございます。
金額で比較すると、カバー工法よりも塗装工事の方がお安いですが、
カラーベストがかなり劣化している場合は、
塗装工事ではきっちりと修繕できない場合もございます。
そんな時は、カバー工法といって新しい屋根材を既存カラーベストの上に
新たに施工していきます。
カラーベストの上に新しい屋根材をいきなり施工するのではなく、
①既存カラーベスト棟撤去
②防水シート施工
③新屋根材施工
の順番での工事となります。
塗装工事とカバー工法については、以下の写真をご覧下さい。
上の写真は塗装工事の写真です。
綺麗に仕上がっておりますが、新しい屋根材に変えたわけではなく、
既存のカラーベストをきっちりと高圧洗浄し、下地調整し、
塗装工事を行なっております。
上の写真はカバー工法での工事です。
つまりカラーベストの屋根材の上に新しい屋根材を施工しております。
カラーベスト屋根の工事を行なう時に、
塗装工事がいいのか?
カバー工法がいいのか?
迷われるかもしれませんが、
劣化が軽い場合には塗装工事で充分修繕可能です。
劣化が著しい場合にはカバー工法をお勧め致します。
劣化度合いの判断は非常に難しいですが、
お声がけを頂ければハシゴを車に積載し、現地までご訪問、
現地調査を実施させて頂きます♪
もちろん、現地調査は無料ですのでお気軽にお申し付け下さいませ♪
それでは皆さん、本日はこのへんで失礼致します!