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スレート屋根(カラーベスト屋根)の修繕について

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スレート屋根(カラーベスト屋根)の修繕について

スレート屋根(カラーベスト屋根)の修繕について

 

皆様、こんにちは ♪

株式会社桜建装の山本でございます ♪

 

 

この数日で一気に気温が下がり、寒くなりましたね・・・

皆様も風邪をひかないように体調管理お気をつけ下さいね。

 

 

さて、以前にもsakuraブログにて記事を書かせて頂いたかもしれませんが、

今回はスレート屋根(カラーベスト屋根)の修繕について書かせて頂きます。

スレート屋根は、一般的に、『カラーベスト』とか『コロニアル』と呼ばれる

屋根材で、セメント・けい砂を原料とし、繊維で補強された屋根材です。

 

 

以前から建物屋根によく使用されており、最近では瓦屋根が減少していく一方で、

スレート屋根は増加傾向にあります。(特に新築物件)

 

 

 

スレート屋根材 イメージ①

スレート屋根材 イメージ②

最近、

『 カラーベスト屋根のカビや板金の錆びが気になるから、一度点検してもらいたい 』

というご相談が増えてまいりましたので、

スレート屋根の適切な修繕方法についてご説明させて頂きます。

 

 

スレート屋根材は通常、『 約10年に一度のメンテナンスを行なうのが理想 』

と言われております。

ここで言う『 メンテナンス 』とは基本的には屋根塗装工事の意味合いです。

 

 

スレート屋根葺きの建物の場合、

新築以降、約10年に一度はスレート屋根材の塗装工事を行なうのが理想とされてます。

(これは割とお客様もご存知です)

では、全てのスレート屋根材の劣化や破損が屋根塗装工事で修繕できるかどうかというと、

答えは × です!

たまに、

『 屋根から雨漏りしていて塗装屋さんに相談して屋根塗装工事をしてもらったが、

 雨漏りがまったく止まらない! 』というお話があります。

 

 

スレート屋根材に限らず、瓦屋根の場合もそうですが、

※適切な修繕方法

というものがあります。

 

 

これを間違えて、意味のない修繕方法の工事をしてしまうと、

大切なお金を工事に使っても、まったく効果が見込めません(汗)

 

 

屋根工事においては、これが本当に大切です!

 

 

スレート屋根材の経年劣化・破損については下記のようなものがございます。

①スレート屋根材の割れ

②スレート屋根材の反り返り(経年劣化)

③スレート屋根材表面のカビ・コケ(経年劣化)

④棟板金の錆び

⑤棟板金の留め釘の抜け・浮き

⑥谷板の錆び

以下、それぞれの劣化や破損写真と適切な修繕方法を記載させて頂きます。

 

 

ご参考になれば幸いです。

 

 

 

①スレート屋根材の割れ

スレート屋根材は築年数が経過するともろくなり、割れてくる事があります。

数枚の割れであれば割れているスレート屋根材を取り外し、新しいスレート屋根材を取り付ける差替えで済みますが、枚数があまりに多くなると、差替えでは難しく、屋根葺き替え工事となる場合もございます。

②スレート屋根材の反り返り

スレート屋根材が古くなると、反り返り、重なり部の隙間が広くなる事があります。

スレート屋根材は重なり部を200mm以上とっておりますので、少しくらい隙間が広くなったところでそうそう雨水が浸入することはありませんが、割れにつながる事もあります。

この反り返りは差替えでの対応となり、屋根塗装工事を行ない、ペンキを塗っても反り返りは直らず、改善はされません。

 

 

③スレート屋根材表面のカビ・コケ

スレート屋根材表面の防水効果がきれると、カビやコケが発生致します。

これらは屋根塗装工事で、しっかりと高圧洗浄を行ない、再度ペンキを塗布する事によって対応できます。

④棟板金の錆び

棟板金は金属製ですので、年数が経過すると錆びが出てきます。

錆びがひどくなると、小さな穴が開き、そこから雨水が浸入し、雨漏りを起こす事があります。

錆びが比較的軽い場合には、屋根塗装工事で、しっかりとケレンを行ない、錆び止め塗布・ペンキ塗布で修繕できますが、錆びが著しい場合には、塗装工事での修繕は難しく、棟板金取替か屋根葺き替え工事・屋根カバー工法工事での修繕となります。

 

 

⑤棟板金の留め釘の抜け・浮き

棟板金は棟内部の貫板に対して被せて、貫板に釘を打つ事によって固定されております。

ただ、年数が経過すると、釘を留めている貫板が弱くなり、釘がきかなくなり、留め釘が抜けたり、浮いたりします。

このように釘が抜けたり浮いたりしている時に台風などがきて、棟板金が飛ばされるというのがよくあるパターンです。

この棟板金の釘に対しては、屋根塗装工事での修繕は難しく、棟内部の貫板自体も弱っている為、棟板金取替での修繕となります。

⑥谷板の錆び

谷板は雨が降るたびに雨水が集まり、流れていく箇所ですので、錆びが進行して穴が開いていたりすると雨漏りを起こしてしまいます。

谷板の錆びは錆びが軽い場合には、棟板金の錆びと同様に、屋根塗装工事で修繕が可能ですが、錆びが著しい場合には、屋根塗装工事の修繕は難しく、谷板金取替工事や工事範囲を全体工事にするなら、屋根葺き替え工事や屋根カバー工法工事での修繕となります。

 

かなり簡単に少しずつコメントを書かせて頂きましたが、

スレート屋根の修繕を行う場合に、塗装工事で修繕が可能なのは、

※現状の屋根の傷みがあくまで経年劣化程度

※現状雨漏りを起こしていない

※屋根材の割れやひびが有るとしても数箇所程度

※スレート屋根材自体の傷みはそこまでなく、あくまでスレート屋根材表面保護程度の修繕

※棟など金属部材各所の錆びがあってもそこまでひどくない

※一概には言えませんが、築年数約10年~25年位

となります。

 

 

逆に、屋根塗装工事を行なっても、意味がないとは言わないが、

あまり効果を期待できないのは、

※現状雨漏りを起こしている

 (塗装工事はあくまでペンキを屋根材に塗るだけの為、屋根下地修繕はできず、

  雨漏り対策にはならない)

※屋根材自体が踏むと割れるくらい弱くなっている

 (塗装工事を行なって、見た目は綺麗になっても屋根材自体が長持ちしない)

※棟板金などが著しく破損している

 (塗装工事はペンキを塗るだけの為、基本的に形状は変わりません。

  塗装工事とあわせてちょっとした棟板金の修繕やスレート屋根材の差し替えを行なえば

  話は別ですが。

  ただ、そうなると結局屋根塗装工事代が高くなってしまう為、

  屋根カバー工法工事などでの修繕を選択することとなる)

 

 

私たちがスレート屋根材の修繕工事方法を選択する時の判断材料は、

◆現状雨漏りを起こしていないか

◆致命的な傷み方をしていないか

です。

 

 

弊社では『 屋根塗装工事 』『 屋根葺き替え工事・屋根カバー工事 』

すべて施工しておりますので、どの工事でも実施させて頂けますし、

公平な目線で適切な工事をご提案させて頂くことができます。

 

 

よく言うお話なのですが、『 安かろう悪かろう 』の工事は意味がありません!

適切な修繕方法の工事を適切な金額で、これが安心な工事へとつながります。

 

 

ちなみに、スレート屋根材の建物で、塗装工事では修繕が難しい場合には、

屋根葺き替え工事か屋根カバー工法工事でのご提案となります。

どちらも屋根塗装工事よりも金額は上がりますが、耐久性は段違いで、

永くご安心頂けます。

 

 

2006年以前のスレート屋根材には石綿(アスベスト)が含有されており、

撤去処分代が高くなりますので、屋根葺き替え工事ではなく、

屋根カバー工法工事で修繕を実施する場合がほとんどです。

(アスベスト含有スレート屋根材は処分代が割高になります)

 

参照> スレート屋根にアスベストが含まれている?修理する際の注意点

 

 

 

ご参考として、それぞれの工事の修繕イメージ写真を掲載しておきます ♪

 

 

 

 

 

スレート屋根塗装工事 施工事例 屋根塗料:日本ペイント製サーモアイSi

足場設営

屋根塗装工事前

高圧洗浄

下塗り サーモアイプライマー

中塗り サーモアイSi

上塗り サーモアイSi

 

 

 

スレート屋根葺き替え工事 施工事例 屋根材:スーパーガルテクト

屋根葺き替え工事前①

屋根葺き替え工事前②

既存スレート屋根材撤去中

既存スレート屋根材撤去完了

改質アスファルトルーフィング施工

スーパーガルテクト施工中

屋根葺き替え工事完了①

屋根葺き替え工事完了②

 

 

 

スレート屋根カバー工法工事 施工事例 屋根材:スーパーガルテクト

足場設営

屋根カバー工法工事前①

屋根カバー工法工事前②

既存棟板金・貫板撤去中

既存棟板金・貫板撤去完了

改質アスファルトルーフィング施工

屋根カバー工法工事完了①

屋根カバー工法工事完了②

 

 

いかがでしょうか?

少しでも皆様のご参考になれば幸いです!

 

 

 

株式会社桜建装では、

スレート屋根・瓦屋根・トタン屋根などの修繕工事を全般的に行なっておりますので、

屋根の事でお困りの方はお気軽にご相談下さいませ。

 

 

現地調査・屋根写真撮影及びご提出・御見積もりまで、

無料にて、誠心誠意ご対応させて頂きます ♪

 

 

株式会社桜建装 屋根工事ご相談窓口

フリーダイヤル 0120-373-396

※土日祝日でもつながります。

 

 

 

それでは皆様、またお会いしましょう ♪

 

 

 

 

 

 

 

sakuraブログ 2022/10/27
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