和瓦屋根の修繕について
和瓦屋根の修繕について
皆様、こんにちは ♪
株式会社桜建装の山本でございます ♪
12月に入って年末も近づき、慌ただしくなってきましたね(汗)
弊社でも、現在着工中の現場や年末までに着工予定の現場を、
確実に年度内に完了できるように、取り組んでいるところです。
さて、今回のブログでは、『和瓦屋根の修繕』について書かせて頂きます ♪
(以前も書かせて頂きましたが、再度補充的に今回も書かせて頂きます)
現在建物の屋根に葺かれている屋根材ですが、たくさんの種類がございます。
主な屋根材は、
和瓦屋根(日本瓦屋根)・洋瓦屋根・スレート屋根(カラーベスト)・金属屋根
などです。
それぞれの屋根材にメリット・デメリットがありますが、
ここでは和瓦屋根(日本瓦屋根)の修繕について書かせて頂きます。
和瓦屋根とは昔ながらの瓦屋根です。
最近は減少傾向にありますが、THE日本の屋根、といえば瓦という感じです。
瓦屋根にもメリット・デメリットがありますが、軽くまとめさせて頂きます。
■和瓦屋根のメリット
①部分的な取替や葺き替えが可能
万が一瓦が部分的に割れても、その箇所だけ取替できる為、
手間がかからず、部分的な修繕の場合、工事費も安く収まる。
②断熱性が高い
瓦屋根は空気層が多い為、他の屋根材と比べ、断熱性が高い。
(しかしながら、最近はスーパーガルテクトなどの断熱材一体型屋根材も
新しく出てきている為、断熱性の高さのメリットは以前ほどではありません)
③遮音性が高い
他の屋根材(スレート屋根材や金属屋根材)に比べ、雨音が響きにくい。
■和瓦屋根のデメリット
①和瓦は重い為、建物の重心が高くなり、地震の揺れなどに弱い
一般的な和瓦は1kgあたり約50kgの重量があります。
屋根面積が60㎡の場合には、
約3000kg(3トン)の重量が常に建物にかかっております。
(重量は目には見えないので分かりにくいですが・・・)
例えば最近主流のガルバリウム鋼板屋根材は1㎡あたりの屋根材重量が
約5kgとなりますので、そう考えますと、瓦屋根がいかに重いのかが分かります。
②和瓦はズレやすい
和瓦は1枚ずつ釘などで留めてあるわけではありません。
基本的には、軒先のまんじゅう瓦・けらばの袖瓦は釘留めなどしてありますが、
中央側の地瓦は、はめこんであるだけです。
その為、台風の際や強風が吹いた時に飛ばされやすく、
瓦が浮いてしまいやすいです。
このように、和瓦屋根にはメリット・デメリットがありますが、
年数の経過による劣化・破損も数パターンあります。
それではどのような傷み方があるのかを以下で写真付きでご説明させて頂きます。
和瓦屋根の劣化・破損① 屋根瓦のズレ
和瓦屋根の劣化・破損② 屋根瓦のめくれ・欠落
和瓦屋根の劣化・破損③ 屋根瓦の割れ
和瓦屋根の劣化・破損④ 屋根漆喰のめくれ・劣化
和瓦屋根の劣化・破損⑤ 棟の破損・劣化
和瓦の主な破損・劣化を書かせて頂きましたが、
どれも『屋根瓦の割れ・ズレ・欠落』によるものです。
これらが原因となり、雨漏りを起こしてしまい、
屋根修繕工事を行なうというパターンがほとんとです。
では、『屋根を修理すると言っても、どうやって直すの?』
というところが皆様なかなか分からないと仰るところです。
この『どうやって直すか』がすごく重要です。
本当に重要です!
なぜかと言うと、
『意味のない直し方で屋根を修繕してもお金が無駄なだけで意味がないから』
です。
和瓦屋根の場合、どのような修繕を行うかは、
◆屋根補修工事(屋根瓦取替・屋根瓦ズレ修繕・屋根漆喰工事など)
◆屋根葺き替え工事(屋根カバー工法を含む)
のどちらかになります。
要は『補修で直せる状態なのか、屋根葺き替え工事などをしないと直せない状態なのか』
の見極めが重要です。
屋根補修工事で直らないのに、安いからと言って屋根補修工事を行なっても、
お金の無駄です。意味がありません。
(逆に、屋根補修工事で直るが、どうせなら屋根葺き替え工事でしっかりと直したい、
というお客様は居ておられます。
これは別に問題ありません)
『雨漏りを起こしていて困っている、だから屋根工事をして止めたい』のに、
工事をして雨漏りが止まらなければ本当に意味がありません。
この手のお話は毎回お客様にさせて頂いております。
なぜかと言うと、私共も例え1万円の補修工事でもお客様からお金を頂いて、
屋根工事をさせて頂く以上、責任が伴うからです。
最初から『意味がない』と分かっている工事を、
仕事をもらえるからと言ってお客様から大切なお金を頂き、
するわけにはいきません。
だから、あくまで『意味のある工事・功を奏する工事』を行なうべきです。
少し話がそれましたが、和瓦屋根の雨漏り・破損・劣化はほとんどの場合、
屋根瓦の割れ・ズレなどによって起こります。
その傷み方によって修繕方法が左右されてまいります。
例えば、屋根瓦の破損や劣化が比較的軽い場合や、部分的な場合は、
屋根補修工事での修繕となります。
屋根補修工事の場合は、以下のような工事実施となります。
もし、屋根補修工事での修繕が難しいくらい、
屋根の傷みが進行している場合には、
屋根葺き替え工事での修繕となります。
いずれにしましても、重要なのは、
『現在の屋根の劣化状態の把握』と『適切な屋根修繕工事方法』
の選択です!
株式会社桜建装では、
無料にて屋根点検を実施させて頂き、
現在の屋根状態を把握し、写真撮影を行ない、ご報告させて頂きます。
また、必要に応じて、適切な屋根修繕工事プランのご提案をさせて頂きます。
屋根点検・現地調査は約1時間ほどのお時間で実施可能ですので、
お気軽にお申し付け下さいませ ♪
株式会社桜建装 屋根工事ご相談窓口
フリーダイヤル 0120-373-396
※土日祝日でもつながります。
それでは皆様、またお会いしましょう ♪