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屋根のリフォーム費用を安くできる「カバー工法」について

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近年、台風やゲリラ豪雨などによって、雨漏り被害が増えています。
また、太陽光発電のパネルを設置した後から、雨漏りが発生する事例も増えているようです。

雨漏りの早期対応は、天井にシミを見つけた時には、点検や調査を検討し始める頃です。
さらに、雨が降るたびにシミが大きくなるようでしたら、すぐに屋根専門の業者に相談したほうがいいでしょう。
放置すると、天井だけでなく壁まで腐食が広がり、大幅なリフォームが必要になります。

リフォームには、高額な費用や期間がかかってしまいます。
しかし、費用と工事期間を抑えることができる「カバー工法」なら、その悩みを解決してくれます。
メリット・デメリットもあるため、屋根のリフォームを検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

目次

屋根のカバー工法とは?

屋根カバー工法は、既存の屋根をそのまま残し、その上から新しい屋根材をのせて施工する工事のことです。
カバー工法にもメリット・デメリットがあるので、それぞれ解説していきます。

メリット

屋根をリフォームする際、「カバー工法」は通常の「葺き替え工事」に比べて、解体や撤去、産業廃棄処分の費用を抑えることができるため、リフォーム費用が安くなります。
なかでも、アスベストを使用した屋根材の場合は、処分費用がかなり高額になることがあるため、大幅に安くなることが期待できます。
また、下地などを作る必要がないため、工事期間が短くなり、その分の人件費等も抑えることができます。
さらに、屋根の厚みが増すため、遮熱効果や遮音効果も期待できます。

デメリット

メリット豊富なカバー工法ですが、少なからずデメリットもあります。
カバー工法は、既存の屋根の上から新規の屋根を設置するため、少々屋根が重くなります。
ただ、一般的に使用する屋根材は、薄い金属製の物が使用されるので、耐震性に即座に影響する物ではありません。

また、瓦屋根の場合や屋根の形状、屋根の状態によって、施工できない住宅もあります。

主な屋根工事の種類

屋根工事は、カバー工法だけではありません。
大きく分けて5つあり、屋根の状態によって工事を行います。

屋根塗装

屋根材の種類によっては、塗装が必要です。
屋根塗装を行わないと、防水性を失ってしまい、雨漏りの原因になってしまいます。
屋根塗装は、家を長持ちさせるための重要な役割を持っており、定期的なメンテナンスが必要です。
一般的に屋根で使用されている塗料の場合、10年から15年で再塗装する必要があります。

葺き替え工事

葺き替え工事は、屋根の劣化がかなり進んでいる場合や瓦屋根の場合に行う工事です。
既存の屋根材を一度撤去し、防水シートの張り替えや野地板を補修した後、新しい屋根材に取り替えます。
屋根全体をリフォームできるので、住宅の寿命が長持ちするというメリットがありますが、費用が高額になりがちです。

カバー工法

カバー工法は、その名前の通り、既存屋根材のうえから防水シートを貼って、新たな屋根材を施工する屋根工事になります。
築20年から30年経過しているなら、カバー工法を検討してもいいかもしれません。

葺き直し

瓦屋根の場合に行う工事です。
瓦屋根を一度撤去し、屋根の下地補修を行った後、撤去した瓦を再利用して施工する工事になります。
しかし、セメント瓦や金属瓦は葺き直しすることが出来ません。

部分補修

屋根は、全てが大掛かりな工事だけではありません。
瓦や板金の一部を取り換えたり、雨樋を交換したりと部分的な補修もあります。
しかし、劣化や破損がある場合は、雨漏りが再発する可能性も高いため、カバー工法や葺き替え工事をオススメしています。

カバー工法で使用できる屋根材

カバー工法は、既存の屋根に新規の屋根をかぶせるため、重量が重くなりがちです。
そのため使用する屋根材は、軽量の金属屋根材が使用されます。
現在、国内屋根材の63.2%が金属製屋根材でトップシェアとなっています。

主に使用される金属製屋根材の素材は、ガルバリウム鋼板です。
ガルバニウム鋼板はアルミニウムを配合しているため、耐用年数40年と非常に耐久性が高く、とても軽量です。
また、有名メーカーのガルバリウム鋼板の屋根材は、断熱性や遮熱性に優れたものも多く販売されています。

屋根カバー工法の施工方法

「カバー工法」は「葺き替え工事」に比べて、既存屋根材の撤去がない分、非常に短期間で工事を行うことができます。
主な作業の流れは下記になります。

1 足場

高所での作業には、必要な作業です。
資格を持った職人が、足場を組み立てていきます。
外壁塗装工事と一緒に行うと、費用を節約することが可能です。

2 既存屋根・棟の撤去

現在の屋根に使用されている「棟板金」やその下にある「貫板」、屋根に付随する「ケラバ板金」を撤去していきます。
屋根カバー工法では、この部分が解体、処分費用になります。
状態によって、洗浄を行う場合もあります。

3 防水シート(ルーフィング)の設置

既存屋根材の上から防水シート(ルーフィング)を設置します。
防水シート(ルーフィング)は、雨漏りを防ぐ重要な建材です。
防水シートにも種類があり、耐用年数が長いものを採用する方がオススメです。

4 新しい屋根材の施行

新しい屋根材を設置していきます。
一般的に使用する屋根材はガルバリウム鋼板ですが、お客様の目的や予算に応じて選択していただくことが可能です。
極力軽いものや、断熱性の高い屋根材を選択すると良いでしょう。

5 貫板・棟板金の施工

近年は腐食しないように、木製ではなくプラスチック製の貫板を設置しています。
その後、貫板の上から棟板金を設置していきます。
棟板金は、台風や強風の影響を非常に受けやすい箇所です。
剥がれや変形を起こさないように、丁寧に作業していきます。

6 シーリング施行

雨水等が浸入してこないように、屋根材と板金の間にシーリング処理を行います。

7 足場解体後、引き渡し

作業が終わったら、足場を撤去して引き渡しです。
メーカーによって保証がついている屋根材もあるので、業者の方に確認してみましょう。

工事期間は1週間ほど、費用は屋根材や状態によって大きく変化しますが、一般的に150万円前後となっています。

屋根カバー工法のご相談は、堺市の桜建装へ

カバー工法を検討するタイミングは、雨漏りが発生した時では遅いかもしれません。
家の天井にシミを見つけた時、屋根の点検を長期間行なっていない、築30年以上経っている場合が、カバー工法を検討するタイミングです。
しかし、カバー工法で施工できない住宅もあるため、一度信頼できる屋根専門業者に相談したほうがいいでしょう。

堺市で屋根専門の業者をお探しなら、私たち「桜建装」にご相談ください。
桜建装では、台風にも強く、耐久性の高い「スーパーガルテクト」の施工事例も多数あり、土日祝日でも対応可能です。
屋根の点検や調査だけでも、お気軽にお問い合わせください。

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