大阪府堺市堺区東永山園　S様邸　屋根葺き替え工事・雨樋取替工事　参考価格：135万円

足場設営

屋根工事に先立ち、まずは1階屋根上に設置されていた木製テラスを解体し、足場設営を行ないました。

屋根工事前①

工事前は、屋根瓦の割れ・ズレが目立ちました。

その影響で、屋根から雨漏りを起しておりました。

屋根工事前②

丸瓦も数枚欠落しており、屋根下地が丸見えになっている部分もありました。

屋根が瓦屋根の場合には、築年数の経過と共に、特に瓦の割れ・ズレが出やすい為、注意が必要です。

屋根工事前③

屋根瓦は、袖瓦（端の瓦）や万十瓦（軒先の瓦）は固定されていることが多いですが、地瓦は固定されていない為、ズレが出やすいです。

屋根工事前④

また、こちらの建物は、2階屋根裏側が瓦棒屋根となっており、金属部分の錆びがかなり進行しておりました。

錆びがひどい箇所は穴が開いてしまい、雨漏りの原因となっておりました。

屋根工事前⑤

一般的にトタン屋根と呼ばれる瓦棒葺き屋根は金属製屋根材の為、定期的に錆び止め塗装を行なわないと、経年劣化と共に錆びが進行してしまいます。

既存屋根瓦・瓦棒屋根撤去①

まずは既存の屋根瓦及び土・瓦棒屋根の撤去を行ないました。

屋根を下地の状態にすると、経年劣化による屋根の傷みがよく分かります。

既存屋根瓦・瓦棒屋根撤去②

既存屋根下地はルーフィング（防水シート）が使用されておらず、トントン葺きと呼ばれる施工方法でした。

トントン葺きとは、『さわら』という木を薄く切ったものを重ねていき、防水シートの代わりに使用する施工方法です。

近年では、ほぼすべてのお家で屋根下地にルーフィングが使用されておりますが、築年数が50年以上前のお家では、トントン葺きのお家がたまにあります。

垂木施工

ここからは屋根下地木工事です。

まずは屋根下地に垂木を施工致しました。

コンパネ施工①

垂木施工後、12mm厚のコンパネを施工し、強固な屋根下地を造りました。

コンパネ施工②

ここまで施工が完了すると、安心して屋根の上を歩き回り作業ができます（笑）

瓦を撤去して野地板の状態になっている屋根は、油断して歩くと、屋根を踏み抜いてしまいます・・・

ルーフィング施工

コンパネ施工に続き、ルーフィングを施工致しました。

ルーフィングはいわば、雨漏り防止のシートのようなものです。

立平葺き施工

ルーフィング施工後、仕上げの屋根材：GL鋼板屋根材極MAXの施工を行ないました。

今回の建物はお隣様とつながっている連棟建物で、屋根もつながっていた為、お隣様との取合い部分もしっかりとおさめました。

屋根葺き替え工事後①

瓦屋根から立平葺きへと工事を行なった為、シンプルな見た目に仕上がりました。

瓦屋根は1㎡あたり屋根50kgとかなり重量がありましたが、今回の工事で、屋根の軽量化も実現できました ♪

屋根葺き替え工事後②

今回は立平葺きと呼ばれる縦葺きで屋根工事を仕上げさせて頂きましたが、屋根の形状が切妻屋根の場合、立平葺きはお勧めです。（複雑な屋根形状な場合には、立平葺きは不向きです）

屋根葺き替え工事後③

立ち上がり部は笠木板金まですべて取替致しましたので、こちらからの雨漏りも心配ございません ♪